トナカイそりの実際の乗り心地
8頭のトナカイが雪の上を飛ぶように走る姿を想像しているなら、驚くことになるでしょう。辛抱強いトナカイ1頭の後ろで、白い景色の中を静かに滑っていく姿を想像しているなら、驚くことはありません。そりに乗り込んでから降りるまでに何が起こるのかをご紹介します。
どんなそりに乗るのか
トナカイそりは低くて細い木製のそりで、馬車というより、ランナーの付いた小舟のようなものです。雪のすぐ近くに脚を伸ばして座り、たいていはトナカイの毛皮の上、ときにはひざに毛布をかけて乗ります。ほとんどのそりは大人1~2人、または子どもをひざに乗せた大人1人が乗れます。乗り降りには深くかがむ必要があるので、ひざや腰に不安がある方は覚えておいてください。
誰がトナカイを引くのか
自分で操縦はしません。比較しているツアーでは、ガイドが引き綱を持ってトナカイの横や前を歩くか、先頭のトナカイの後ろにそりがつながれて短い隊列になります。この隊列をサーミの人々は「raid」と呼びます。Tromsø Laplandの夜のツアーはまさにそのように説明しており、同社の日中のツアーの写真にも、ガイドに続いて雪原を進むそりの列が写っています。
スピードはどのくらい?
ほとんどは歩く速さで、道が許せばときどき小走りになります。トナカイはその気になれば速く走れますが、動物のためにも、そりに乗ったことのない参加者のためにも、観光用のそりは穏やかに保たれています。スリルというより落ち着いた体験です。ランナーのきしむ音、冷たい空気の中のトナカイの息づかい、ひづめのカチカチという音。スピードを求めるなら犬ぞりツアーを。トナカイか犬ぞりかで両者を比べています。
乗っている時間
多くの人が思うより短めです。ツアー説明にはこう書かれています。
- Tromsø Lapland:最大30分、雪の状態が悪いと短縮。
- Best Arctic:10~15分。グループの半分が乗っている間、もう半分はそり遊び。
- Camp Tamok:森の中を短く走る。時間の記載なし。
- イチオシ、同社の夜のツアー、最寄りキャンプ:時間の記載なし。
口コミを見ると、時間の記載がないツアーでは10~20分が一般的です。だからこそ私たちは、そりの分数ではなく、そりに群れ、焚き火、食事、お話を合わせたツアー全体でトナカイツアーを評価しています。各ツアーのそれ以外の内容は料金に見合う内容でまとめています。
寒さの感じ方
じっと座っているので、そりの時間は1日で最も寒い時間です。マイナス10度の空気は、キャンプを歩き回っている間はなんともなく感じても、そりに5分座っていると身にしみてきます。最初に冷えるのは足、手、顔。マフラーやネックウォーマーを鼻まで引き上げ、手は手袋よりミトンで包み、厚手の靴下が入るよう1サイズ大きめのブーツを履きましょう。服装の完全リストはガイドでどうぞ。
そりの上で写真を撮るには
- ミトンの下に薄いインナー手袋をつければ、素手にならずにスマホを操作できます。
- 撮影の合間はスマホをジャケットの中へ。冷えたバッテリーは前触れなく切れます。
- 一番いい写真は、トナカイとガイドが写り込んだ前のそりであることが多いです。
- 動物の近くではフラッシュ禁止、キャンプではドローン禁止です。
乗れない人
Tromsø Laplandはトナカイのために体重制限を設けています。日中は110 kg、夜のツアーは100 kgです。ほかのツアーは公表していないので、気になる場合は予約前に問い合わせてください。Tromsø LaplandとCamp Tamokは車いすの方には適していないとしており、低いそりに乗り込むのは足腰に不安があると大変です。子どもはたいてい親と一緒に乗ります。子ども連れのトナカイそりとトナカイの世話のされ方は、それぞれ専用のガイドがあります。